《レポート》重陽茶会〔櫟ひろば14〕
2024年8月30日(金)〜9月2日(月)の4日間、駒沢住宅・ギャラリー櫟にて「重陽茶会」を開催しました。
ギャラリー櫟では灯屋さんをお招きし、厳選した竹工芸を展示販売。
前半の2日間は、ギャラリーの中で田上委久子さんの心づくしのお料理を堪能し、茶室「未休庵」で一服召し上がっていただくという趣向となりました。
田上委久子さんによる菊尽くしの茶会
料理家であり、裏千家茶道を長く学ばれた田上さんを亭主に迎え、気軽に体験できる茶会を開催しました。
茶懐石のエッセンスをふんだんに盛り込んだお料理は、見た目にも美しく、滋味深い味わい。鮮やかなトマトが丸ごと1つ使われた煮物椀は、蓋を開けたとたんに歓声があがるほどでした。
続いては、茶室「未休庵」へ。
凜とした空気が流れる中、田上さんが一服差し上げました。
この日のためのしつらいや道具、お料理やお菓子の話しを楽しみながら、あっという間に時間が過ぎていきます。
灯屋さんによる竹工芸作品の展示販売
大正から戦後くらいに作られた作品を中心に、美術館で展示されるような貴重な花篭から、銘々皿や膳などの工芸品を取り揃えました。
花篭には田上さんによる野の花が生けられ、しっとりとした美しさを醸し出しています。
まさに“一座建立”の場となりました「重陽茶会」について、動画でもご紹介しています。
ぜひご覧ください。