中国、朝鮮から伝来し、日本で発展してきた鍋島緞通と唐津焼。
共に長い歴史をもち、茶の湯とも深い関わりをもってきました。
古典から生み出され、いまに生き続ける美しさをご堪能ください。
写真は吉島伸一鍋島緞通株式会社の緞通「藤茶地(ふじちゃじ) 嬋娟文(せんけんもん)」(サイズ95×191cm)と中里隆作の「唐津南蛮壺」(奥)、矢野直人作「絵刷毛目注壷」「粉引盃」(手前)。
このほか唐津焼は、西岡小十、中里重利、中里太亀、中里花子、岡本作礼、竹花正弘、浜野マユミらが出展。
水差、茶碗、花入れ、酒器、酒杯など、日常の器から壺まで展示販売します。
新・日本ぐらし 探求者たち59
—伝統と向き合う創造—「鍋島緞通と唐津焼」展
平成27年11月28日(土)~12月7日(月)
10時30分~17時30分
最終日は16時まで・水曜休館
伊佐ホームズ株式会社 駒沢住宅 ギャラリー櫟
◎期間中の催し
鍋島緞通織元・吉島伸一さんと一番館代表・坂本直樹さんがゲストと共に語る第一部と、お茶あるいはお料理を楽しむ第二部の二部構成です。(両日とも二部構成です)
語らずにはいられない、伝来品鍋島緞通と唐津焼—茶の湯のともに
ゲスト:木村宗慎さん(茶人・茶道芳心会主宰)
11月28日(土)13時〜16時 ※12時30分受付
会費 3,500円 定員 30名
真の茶の湯の文化を求め続ける気鋭の茶人、木村宗慎(そうしん)さんがゲストです。第一部は、伝統をたいせつにする鍋島の工芸の魅力について3人が語ります。
第二部は、この日のために特別に木村さんに床飾りや茶釜をしつらえていただいた茶室「未休庵」で、やはり木村さんが見立てたお茶とお菓子を、唐津の茶碗でお楽しみいただきます。
お茶室へは順番にお入りいただくことになりますが、お待ちの時間はどうぞ、駒沢住宅のしつらえやギャラリー櫟の展示をご堪能ください。
佐賀の料理と銘酒を唐津焼の器で楽しむ
ゲスト:矢野直人さん(陶芸家)
12月5日(土)14時〜16時 ※13時30分受付
会費 5,000円 定員 40名
ゲストは本展にもご出展いただいており、幅広い層から支持を受けている若手陶芸家、矢野直人さん。唐津という場所における器づくりについてのお話を伺います。
続く第二部は、田上委久子(たのかみいくこ)さんによる佐賀にちなむお料理と銘酒をお召し上がりいただきます。田上さんは懐石料理はもちろん、茶道、花生けにも造詣の深い料理家。家庭でできるような献立も提案なさっており、そのセンスに間近で触れられるよい機会です。ぐい呑みは唐津焼を使います。どうぞ五感で唐津を味わってください。